「例えば、至宝三鞭丸という漢方薬があるのですが、これは、元々、腎兪を緩めるために作られたものです。」

「腎兪を緩めることができる漢方薬があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。腎臓の機能を上げる漢方薬がないかとウェブで探したとき、見つけたのがこの薬でした。」

「それでは、ツボが分からなくても、至宝三鞭丸で腎兪を緩めることができるのですか」と町会長。

「古代においては、腎兪を緩めることができたと推定していますが、アマゾンを見ると、腎臓の治療薬としてではなく、滋養強壮、肉体疲労、虚弱体質の改善のための薬として販売されています。」

「古代に作られたものと、現在、販売されているものとでは、何か違うのですか」と町会長。

「残念ながら、古代に作られたものは見たことがありません。」

「それでは、なぜ、古代においては、腎兪を緩めることができたと推定しているのですか」と町会長。

「僕が至宝三鞭丸という漢方薬があることに気がついて、ウェブ上の画像を検索してみたことがあります。中国で売っているものには、僕の腎臓の機能を上げることができると思われるものがあったのですが、日本で売っているもので効きそうなものが、なかなか、見つからなかった記憶があります。」

「なるほど。漢方薬は工業化されると効かなくなるということがあるのですね」と町会長。

「実は、国内で買えるものを探したら、1つだけ効くと思われるものが見つかったのです。」

「日本の製薬会社のものでも効くものがあるのですね」と町会長。

「日本の会社のものだったのですが、中国で作っていました。」

「その会社の至宝三鞭丸を飲んでいるのですか」と町会長。

「試しに飲んでみると、腎臓の機能は上がるのですが、3日もすると元に戻ってしまうのです。」

「それでは、毎日、飲み続けないといけないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「渡辺さんは、腎の治療ができるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。その頃は、脳の問題に気がついていなかったので、治療の壁を乗り越えようと、ミネラルをチェックしたり、サプリをチェックしたりしていたのですが、その一環として、漢方薬もチェックしていたのです。」

「なるほど」と町会長。

2021/8/5

<それじゃあどうする18>
『固形歯の接着剤』という表現に引っかかってしまった人は熱可塑性ビーズを使うことはできなかったようだが、届いたものは筆者の推定通りのものであり、『これ以上のものはない』と思っていた。

そこで、ガラス製の紅茶用カップに、プラスティックの円筒状の容器に入っていたビーズを3分の2ほど入れ、90℃くらいの熱湯を注いでみた。ビーズは1,2分で柔らかくなって変形した。お湯を捨てると、中のビーズは温度がすぐ下がり指でつまむことができた。

筆者は、その場で直径1ミリ、長さ1センチほどの円柱状のものを作って、左上奥歯の穴から歯の中に指で押し込み、はみ出している部分を指で取り除いた。そして、固まるまで一晩使わないようにした。1ヶ月半ほどたつが問題なく使えている。『どうだ院長!』と言いたい気分だ。<続く>

2024/7/19